桜はまだかいな

4/1、2と色々と桜の名所の近くを通りましたので、様子を覗いてきました。
ソメイヨシノはまだかいな、の状態でしたがどこも準備万端の様子で今か今かと人の方が先走っていた感じでしたね。

1日は私用で名古屋へ訪れ、2日は樹木医の浦口さん(植甚・志摩市)が講師を務めておられる、三重県伊勢市の五十鈴塾にアシスタント(カッコよく言ってみましたが、ほぼうなずき役です)として、同じく樹木医の中村さん(木楽Nakamura・鈴鹿市)と参加した、その道中です。


五十鈴塾は”花見三昧”というテーマでしたが、桜は人の予定にかかわらず自分のペースで咲いていくので、残念ながらまだでした。

とはいえ、お話もさることながら、なんと言うか”場”の感じがとてもよかったです。
杉風荘(さんぷうそう)という日本建築とお庭、縁先に出ると見える五十鈴川の清流と森、スタッフさんの和装と立居振舞い、これらの融合でしょうか。
歴史ある伊勢というところならではの”和”の伝統が今も続いている場がとても心地よかったです。

ただ自分があの場に溶け込むには、もっと修行が必要だなという感じです。
お世話になったみなさま、どうもありがとうございました。


本題にいく前に終わりそうですが、桜の様子でした。

2012/4/1 愛知県名古屋市 鶴舞公園

1〜2分咲きくらいでしょうか。
シートが敷き詰められ、花は無くとも普通に花見宴会で盛り上がっていました。
ここはソメイヨシノを中心に約1,000本、日本さくら名所100選に選ばれているとのことです。

また公園自体が、1909年(明治42年)に名古屋で最初の都市公園という点も興味深いところです。
(日本初の都市公園1903年明治36年)東京都・日比谷公園ですので、同じく歴史的な価値があります)


2012/4/2 三重県伊勢市 宮川堤

つぼみ〜咲き始めです。
あたたかい日差しの中、結構人が集まってました。
こちらもソメイヨシノを中心に約1,000本、日本さくら名所100選に選ばれているとのことです。


2012/4/2 三重県鈴鹿市 子安観音の不断桜
 桜と月
ここだけソメイヨシノではなくて、四季桜と呼ばれるタイプで春以外にも花がついている時期がある桜です。
本数は2本ですが、種類と伝承に価値があり、1923年(大正12年)国指定の天然記念物となっています。
ソメイヨシノより早咲きなので、満開〜散り始めでしたが、まだきれいな花が見られます。


2012/4/2 三重県四日市市 海蔵川堤

つぼみ〜咲き始めです。
ここもソメイヨシノなので咲いていないのはわかっていたのですが、下見のようなものです。
約500本とのことです。


ソメイヨシノはすべての木が同じ遺伝子をもっているので、同じ時期に一気に咲いてしまいますが、できるだけ見に行きたいなと楽しみにしてます。