励み

立春も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。

庭の仕事は、凍える冬も溶けそうな暑い日も外で作業しなければなりません。
今のところ作業は大きなもの以外は一人でこつこつとやっています。
8時間以上の立ち仕事でも自分のペースで出来るせいか、性に合っているのか、それほど苦ではないのですが、同じことをひたすら長時間やっていたりするので単調と言えば単調と言えます。

そんなとき、励みとか気晴らしになるようなことがたまにあります。

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庭には色々な生き物が居たり、やってきたりします。
12月の凍えそうな日に木の上でアマガエルと出くわすと、こんな寒いところで大丈夫かと思うと同時に頑張ってるなあ、こっちもかんばらなくちゃと思います。

最近は、年が明けて日も少し長くなってきたせいか小鳥をよく見ます。


2015-1-28 ジョウビタキ オス あま市
(小鳥の名前はスズメ、ツバメ、メジロくらいまでしか知らないので、調べてみました。多分合っていると思います。)

このジョウビタキは剪定中、何回も近くをうろうろしていました。
あんまり何度も近づいてくるので、お客さんが普段エサをやっているのかと思ったくらいです。
(聞いたら違いました)

2015-2-2 ジョウビタキ メス 東員町

こちらは上の写真とは別の場所ですが、調べたらジョウビタキのメスでした(たぶん)。
鳥は、庭の生き物の中では存在感があるしかわいいので、いると”おっ”と思ってうれしくなります。

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励みになるといえばお客さんに喜んでもらえるのが何より一番なのですが、お客さん以外でもたまに反応があることがあります。

この間剪定をしていたとき、小学1年か2年生くらいの女の子が帰宅途中でしょうか、”木ー、切るのじょうずだねー”と言いながら通って行きました。
そのときは、道からちょっと離れたところであまり高くない脚立の上にいました。
そのお庭には何日か入っていたので、何回か通って見てたのかな?一番高いマツの木の天辺にいるときに見たのかな?そもそも剪定の良し悪し分かるのかな?いや、絵本か何かで働いている人に声をかけてあげる話を読んで、その影響かな?とかあとで色々なことを考えました。
でも言えることは、うれしかったし、さあがんばろうかと、励みになったということです。

この年代の子供は良くも悪くも素直で純粋で、思ったことを口にできる貴重な時を過ごしています。
なので、こちらも素直に声を受け取り”ありがとー”と返しました。

このまますくすくと育って欲しいと思いますが、もう少し年代が上がると少し様子が変わってきます。

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11月くらいにパワーショベルを使って、1〜2mくらいの木を掘り上げていました。
堀り上げと言っても木はやむなく処分しなければならなかったので、特段褒められるような作業ではないです。
でもその作業をしている時に、小学5年か6年生くらいのこれも女の子が足を止めてじっと見ていました。
一瞬ではなく、何十秒かは見ていたと思います。
そして一度立ち去ったのですが、その後友達二人ともう一度通った時に”すごいんだよー、あれでがっとこうやって、木をぐいっと・・・”。
機械の音もありあまり聞こえませんでしたが、身振り手振り付きで、盛り上がってしゃべっていました。
年頃の子でも、こんな造園作業をおもしろがってくれる子もいるんだなあ、と前と同じくうれしかったです。

でも人との接し方は低学年と高学年で違ってきています。
これも成長過程では致し方ないことかとは思います。
(地域差もあるかもしれませんが)
表現方法は段々と内を向いていくとしても、感受性はなるべく変わらないでいってくれるといいなあと思います。

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さて、冬の剪定シーズンもようやく終え(もう2月なので当然と言えば当然ですが)、新しいシーズンへと入っていきます。
色々な作業が待っていますが、色々なことを励みに頑張ろうと思います。