松枯れ注意! 予防・対策を

今年もマツノマダラカミキリの成虫が出てくる時期になりました。
毎年三重県のウェブサイトで発生時期を発表しているので、それを参考に対策しています。
今年は志摩市で5/19、伊賀市で5/26が成虫初発日、成虫発生最盛期は6月中旬頃となっています。

松が短期間で一気に枯れてしまう、いわゆる松枯れ病を防ぐ対策はいくつかありますが、間接的な原因となるカミキリムシをやっつけるのも一つの方法です。
という訳で梅雨で難しい時期ですが、合間を縫って農薬散布に回っています。
2015-6-29 農薬(マツグリーン2)散布中。去年の写真ですが。

守りたい大切な松があったら、必ず対策を行ってください。
樹木の病害・虫害には色々ありますが、最も重篤な病害(虫害とも言えます)で罹ってしまったら対処のしようがありません。
少々虫に葉をかじられても、病気で葉が痛んでも枯れるまで進行することは中々ありませんが、松枯れ病はそうはいかず、罹ったら一気に枯れます(ごくまれに例外はありますが)。
なので予防ができるのことのすべてです。
毎年葉が茶色になってから相談を受けることがありますが、枯らしたくない松があれば専門家に相談して対策を行ってください。
調子が悪くなってからでないと動かないのは世の常ですが、今年は松枯れで呼ばれることがありませんように・・・