観音もみじと虹

12月はほとんど休み無しで動いていたのですが、雨の予報で作業を休みにした日、ちょっとの晴れ間を見て東員町天然記念物の観音もみじを見に行きました。
ふと思い立って行ってみたのですが、今年は10月頃まで気温が高かったので紅葉時期が遅く、まだ葉があるうちに見ることができました。

しかも!虹が出ています!

2013-12-10

2013-12-10

色もくっきり、完全な半円で地面との境い目も吸い込まれるように繋がっていて、さらによく見ると二重の虹になっています。
中々見られないような素晴らしい虹でした。
子供といっしょに見れたらなあと思いました。さぞかし興奮しただろうに。

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さて観音モミジですが、去年よりも枝枯れが進行しているように見えます。

2013-12-10

これが去年の姿です→ 2012-8-29 東員町天然記念物 観音もみじ 、2012-10-17(続き)

・・・去年の最後の観音もみじの記事は、(まだ続きます)と最後なっています。
すいません、一年越しで続きやります。

木の上部、天辺のほうが枯れているので、地下水位が高い(地面の浅いところに地下水などの水が溜まったり流れたりしている)?、という仮定ですが2つの理由でそれは違うのでは、というところで終わっていました。

理由はさらっといってしまいますが、
1. 元から地下水位が高かったとしたら、ここまで大きくはなれないと考えられる。
  長い年月かけて大きくなったもの(説明板によると樹齢300年)が急に枝枯れするということは、急に地下水位が上がったという可能性もあるが、周囲環境を見てみると工事等、影響を与えるような変化はないように見える。

2. 以前の三重県樹木医会でこの木を診断していて(→こちら H21のNo.4です)カミキリムシが入っているという情報があった。

ということです。
最初から診断書をよく読んでいたら原因を考えることも無いのですが、カミキリムシという単語を聞いていた程度だったので少し考えを巡らしてみました。

実際近くで幹を見ると穴が沢山開いていました。
幹へのダメージは、水も養分もここを通らなければ枝葉や根に行き届かないので、少しでも影響が大きいことがあります。

ちなみに平成21年の写真と比べると大分枝枯れが進んでいるのが分かります。

このような木をどうやって守っていくか、答えは単純ではありませんが考えていかなければなりません。