アジサイとガクアジサイ :三重県いなべ市 万葉の里公園のあじさいまつり
雨の日が増えて、梅雨らしくなってきました。
今年は空梅雨なのかと思ってましたが、梅雨入りの宣言が早かっただけかも知れません。
梅雨にはアジサイの上を歩くカタツムリ、という風景が似合いますが、日曜日にあじさいまつりのアジサイを見てきました。
アジサイと言えば、手毬状に花(飾り花)が全面にあるものを思い浮かべますが、飾り花が手毬の周囲にだけ縁取るようにある、ガクアジサイという種類もあります。
ガクとは額縁の額のことだろうと推察できます。
アジサイもよいですが、どちらかといえばガクアジサイのほうが私は好みです。
理由を考えてみると、アジサイはどうも頭が重いような感じがしてしまうのですが、ガクアジサイは軽くて涼しげな感じがするからでしょうか。
2013-06-23 ガクアジサイ
アジサイというと、木の下のちょっと日陰くらいのところが合っている、というイメージを持っていたのですが、実は原生地(野生で育っている場所)は海岸沿いです。
今まであまり意識してませんでしたが、初めて知りました(グリーンエージ2013年6月号の記事による。日本緑化センターの雑誌です。)。
ちなみによくあるアジサイは園芸種で、ガクアジサイが原種です。
しかも原産地は日本で、関東から東海・紀州・足摺岬にかけての海岸地方だそうです。
山の中のようなところかと思っていたので、ちょっと意外な感じでした。
原生地や原産地というのは、植えるときにその場所に適しているか考えるときや、デザインをするときにも重要な情報です。