イモムシ(続き)

前回たくさん書いておいて長すぎる、と思いながらまだ続きます。

集団でいたメイガの幼虫のその後です。

2012-06-14

あれだけ数がいたら、木は丸坊主か、と思いきやそんなことはありませんでした。
木全体の葉の量からしたら、1/10より少ないくらいしか食べられていません。
ダメージがゼロとは言いませんが大したことはなく、十分回復可能です。
食べられた部分の枝もまた葉が出てくると思われます。

団体で葉を食べていた前の写真から、15日後の写真ですが、幼虫はどうなったでしょうか。
大きくなった幼虫がどこかにいたら分かりやすかったですが、もぬけの殻だったので想像するしかありません。
どこかでサナギになり無事成虫の蛾となって飛んで行ったか、その前に鳥などに捕食されたかどちらかでしょう。
人間に簡単に見られているようでは、本職の鳥などには当然見つかっているに違いありません。
生態にあまり詳しくないので、葉の上でサナギとなるのか、木から降りて別の場所でなるのかよくわかりませんが、もしかしたら全滅したかも知れません。

捕食されやすいものほどたくさん子供を作って、少しの生き残りで子孫を残していく、というのが自然の摂理の一パターンなので、逆に言うとたくさんいるものは食べられやすいのだな、と想像できます。

さいころは集団でいて、大きくなってきたら単独行動ということがよくありますが、それらしき食べ跡も無いということは・・と考えられます。
ずっと観察できれば分かるのですが、時間的にそうもいかないので一つの推測です。

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これだけ書いているので、私がイモムシ好きなのか、というとそんなことはありません。
比較的見慣れているので、一般的な人よりは慣れていると思いますが、手袋はめていれば大丈夫ですが素手ですと触るのは躊躇します(特に大きいやつ!)。
成虫の蛾も別に好きではありません(特に大きいやつは迫力ありすぎ!)が、ちょっと考えが変わるようなものを見たことがあります。

2010-5-19 ウンモンスズメ

緑色というのが珍しいせいかキレイに見え、クローバーを真似ているわけではないと思いますが、それらしく見えるところもちょっと愛着がもてました。
慣れてくればマニアのような人がいるのも理解できます。
海外では元々蝶と蛾の区別はないわけですし、思い込みや刷りこまれたイメージが大きいと思いますので。

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しかし今は虫の種類がネットで調べられるので、便利になったものです。
昔でしたら手持ちの図鑑に無かったら詳しい人に聞くか、さもなければお手上げでした。

ブログを書くときはネットで調べないでまず自分で考える、というのが基本方針ですが、今回は名前を知りたいだけなので調べました。
名前が分かると頭の中で整理され、見え方も違って見える効果もあります。

しかし今回も文が長い・・